魔境突入              4/10

さて、一日オフになってしまったので一日観光だ。
ついでにいうとこの日は私の誕生日。
が、特に何事もなく一日は始まる。

朝食バイキングは昨日と同じメニュー。
もしかすると毎日同じメニューなのかしらんと一抹の不安がよぎる。

コーヒーや紅茶のポットが並ぶ中に、茶色いミルクポットが並んでいる。
タイのミルクは茶色いのか? 果たして牛乳ではなくて山羊とか羊のミルクなのか?

などと内心ドキドキしながらカップに注いでみたら、ちゃんと白い牛乳だった。
どうやらコーヒーや紅茶の色が付いた物をそのまま使っているらしい。
そういうアバウトさがこれまたタイらしいっちゅーか。

ホテルの窓から見下ろすと、「KIKUYA」と書いた店が見えて
日本資本のような名前だなぁ、いったい何の店なのかなぁと
まずはそこに行ってみた。

魔境だった。

アクセサリー店やパーツの店が軒を並べていた。
もちろんタイ値段なので安い。
1バーツ3.3円くらいだが、貧しい人も多いので物の値段はピンきり。
花のパーツが多くてかわいかったので、ついつい買い込む。

まさかタイまで来てこんな仕入れをすることとなろうとは。
しかも作ろう作ろうと思って買いためたパーツ類がウチの中で唸っているというのに。

タイではどうも同じような店は固まっていることが多いらしい。
そこから小路に入ると、祭りの夜店のような感じで
安そうなおもちゃや小物類の店が並んでいた。

ソンクラーンは水かけ祭りなので、それに備えて水鉄砲がもりもり売られている。
もちろん、それをまたもりもり買っていく人たちがいる。

そこから先には、また屋台が。
果物が多かった。意外なことにリンゴも多く見受けられる。
北部で作っているのだろうか。

そしてチャイナタウンをてくてくと歩いて、ワット・トライミットへ。
途中、バリバリチャイナなパレードが。
うーーん、獅子舞みたいなもんなんだろうか?


ワット・トライミットに辿り着いたものの、入口がよく分からない。
横っちょの通用口みたいな所はあるけど正面入口って?
と先に行くが、正面らしきところは門が閉じているのだ。
仕方ないので横っちょから入る。

ここの黄金仏も有名で、敵から隠すために漆喰で固められていて、
後世になって漆喰が剥げて再発見されたというもの。
かなり堂々と置かれていて、真正面で手を合わせる。

外にはおみくじの機械が。
コインを入れると、ルーレットのライトが動いて、止まった番号のおみくじを引き出しから出す。
タイ語と中国語と英語で書かれていた。

内容はまぁ、中吉か末吉といったところ。
これから良くなる暗示なのでまぁいいとするか。

 ありがたいおみくじ機

さて戻る道々、探していたサンダルに遭遇。
タイで買えばいいやと思って持ってこなかったが、昨日は靴屋街を歩いたものの何だか高い。
日本円にすれば安いのだが、何だか納得のいかない仕上がりだったり。
外国人と見るとふっかけてくるおばちゃんもいた。ゴムサンダルが1000バーツって・・・。
日本より高いんですけど(笑)

で、床屋の前に並べてあったサンダルが45バーツ。激安。
しかも鈴がついていてなかなかかわいい。掘り出し物であった。

それから、再びFさんが来てくれて、観光に連れていってくれる。
ウィークエンド・マーケットという週末だけ開く巨大なマーケットがあるとのこと。
タクシーで行ってみると、果たしてここも魔境であった。

服・靴・小物・果てはペットまで小さな店がものすごい数で並んでいる。
ここでは客が多いので店員もしつこくなく、というか奥で寝ころんでいたりして。
ああもう、タイったら。

 ものすごく買い込んじゃうらしい

ものすごく広い中、てくてくと歩いて歩いて、時々小物買って、服も買ってみたりして疲れる。
そこから、BTSというモノレールみたいな電車に乗って移動。
ここの切符販売機はコインしか使えず、お札は両替所で買えてもらう。
何だかすごく無駄な気がするのだが、雇用を生み出すという意味では良いのか。
機械は便利だが、人間の仕事を奪う。

それはさておいて、使い回しされるというカード大のでかい切符で乗り降り。
サラ・デーンで降りて、ジム・トンプソンの店に行く。
なんでもどこぞのジャングルで行方不明になってしまったという
アメリカ人ながらタイのシルク王の名をはせたデザイナーの店である。
象をモチーフにしたデザインが多い。

ブランド物だから高いよなぁ・・・と思って腰が引けていたが
思っていたより良心的なお値段。

そこそこの値段はしたが、日本じゃこの値段じゃ買えないよな・・・というポーチを購入。
今回、タイに勉強に行くといったらものすごくたくさんお餞別をくれた母親にお土産である。
とりあえずひとつポイントは押さえたので一安心って感じ。

それから、マッサージ屋が軒を連ねるあたりに入り、有名な??有馬温泉に。(漢字で書いてあるのだ)
たぶん日本に出稼ぎに来てたタイ人が開いたんだろうな・・・というようなネーミング。

ワッポーのマッサージは1時間300バーツだったが、ここは2時間で300なんぼ。
日本人客が多くて、片言の日本語を喋るタイ人マッサージ師。
しかし腕は、やはりまぁまぁ、くらいか。
このくらいなら私だってタイで働けるなぁ、ちゅー感じ。

しかし隣に日本人のあまり品の宜しくないおやじ客が何人か入り、何だか以前勤めていたK町の店を彷彿とさせる。
こーいうとこで味をしめたおやじたちが流れてきてたんだなぁと納得。
同じタイマッサージでも、ちょっと風俗店の匂いがする。
実際、風俗系のマッサージもあるようだが、ここではどうなのかは知らない。
普通のマッサージと風俗的なマッサージと両方やってる店もあるそうだし。

2時間、あまりしっくりこないまま終わってしまったが、一応チップを渡して店を出る。
それからちょっといかがわしげな繁華街でイタリアンの店に入ったが
何か小麦粉が違うのか、味がイマイチな料理を頂く。

その夜はタクシーでホテルに帰る。
メーターを使わないタクシーがいるので要注意、とガイドブックにあったとおり
メータータクシーの看板を掲げていても、使わない車があるらしい。

交渉の末にFさんがオッケーな車に乗せてくれた。
おかげで無事帰宅。

さて、明日からは学校だ。
しかしまた行っていっぱいだったらどうするのよ?
8時半に来いと言われたが、そんなのんびりでいいのか。

ちょっぴり不安な気持ちのまま、疲れて爆睡。


5)引き出しからドライヤー